アメリカはネットバンキングが最も早く開始された国です。ネット専用銀行も一番早く設立され、そして破綻行も2002年に一番早くでました。(これは先行者であるがゆえに仕方のないことです。)しかし、日本のようにモバイルバンキングは先行者とはなれなかったのではないかと考えています。モバイルバンキングで使用されるブラウザの技術開発を行っている企業は現在沢山ありますが。
2005年05月
アメリカでは19世紀中ごろにセキュリティ業務が産業として始まりました。当時は列車強盗への対策として警備が行われていたのです。ピンカートン社は世界初の警備会社であったと言われています。銀行の現金輸送は馬車で行われていましたが、当時は銀行員が荷台に乗って警備を行う自主警備でした。しかし今や、警備会社はなくてはならない存在となっています。
アメリカでは決済の手段としてはチェックが一般的です。ちなみにヨーロッパでもチェックは一般的です。写真のようなフランスのLa poste:郵政公社などのチェックも手軽に使用されています。ただし、アメリカ・ヨーロッパともにクレジットカードが普及するにつれて、個人のパーソナル・チェックを使用する際はID(=身分証明証)の提示が要求されるケースが増えています。日本や中国ではあまり見かけない光景です。
中国では外資系銀行に対して人民元と取扱い業務を相次いで解禁してきたことが背景となり、急速に拡大しているように思えます。シティコープは中国に進出してきた最も歴史ある欧米系の銀行の一つですが、最近は立派な新しいビルにその拠点を移転しています。中国の銀行もこれから一層競争が激しくなるでしょう。日本の銀行の存在感がなんとなく薄いのはなぜでしょうか。拠点は沢山あるのですが。
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