Teletypewriter Exchange(TELEX)は最近ではあまり見かけなくなりました。使用したことも見た事もない、という方が多いのではないでしょうか？これは、1931年ＡＴ＆Ｔによってアメリカ国内でサービスが始まり、その後、欧州や日本まで通信が拡大したタイプライター方式の双方今日送受信通信手段のことです。国際通信の重要な手段であったのです。ソ連などではかなり最近まで使用されていたようです。実は、このＴＥＬＥＸを使用したバンキングサービスが実際に存在しましたが、今ではその影も形もありません。

アメリカは主要旅客機の供給国でもあります。従って、航空機リースも古くから盛んに活用されていました。ILFC社（International Lease Finance Corporation）は世界最大の航空機リース会社です。航空機リースの歴史は1960年頃から本格化したもので、機体の弾力的運用や節税、そして初期コスト軽減など、航空会社の発展に大きく寄与したのです。此処10年ほでは、航空機リース債権を証券化した金融商品が出るまでになっています。

旧Emigrant Industrial Savings Bank の建物です。アイルランド系移民への資金供給や資金受入を行ってきた金融機関です。現在はNY市が使用している建物ですが、現役の頃は、アイルランドの首都ダブリンの本社とNYにある支店との資金移動で随分と貢献した銀行なのです。

The Emigrant Bank was organized in 1850, under the auspices of Roman Catholic bishop John Hughes and the Irish Emigrant Society, to protect the savings of newly arrived Irish immigrants. In 1908 the bank commissioned designs for a new building that would front both Chambers and Reade Streets. This limestone-faced skyscraper in the Beaux-Arts style was the first to be laid out on an H-plan, providing light and air to almost all office spaces. The richly decorated banking hall has marble walls and floors, bronze grilles, original tellers' cages, and a series of stained-glass skylights with allegorical figures representing mining, manufacturing, agriculture, and other modes of employment. [The Guide to New York City Landmarks]

HSBCは英国に本拠地を置く、世界的な金融グループです。傘下には香港上海銀行やHSBC証券、HSBC投信投資顧問などがあり、総合的な金融サービスを行っています。このビルもCanal Streetにあって、隣はチャイニーズレストランとなっている場所なのです。アジアにはゆかりの深い銀行です。

Mechanics and Traders Bank です。非常に美しい、歴史的な趣のある建物です。以下のようなコメントもあります。1度は訪れてみてはいかがでしょうか。

Brooding but glorious Renaissance Revival in Pompeian red terra-cotta, brick, and rock-face brownstone, with grand pilasters crowned by fantastic Composite capitals. Savor the terra-cotta frieze among other riches adorning this lovely building.